そこに誰かがいるがごとく

毎日の話

前回は「自己管理力」について書かせていただきました。

この「自己管理力」を高めていってほしいのですが、実際実行する

とわかるのですが、継続することが大変難しい!例えば公共のトイレに

入って、自分が用を済ませてトイレを出るときにスリッパを揃えるって

周りのスリッパが乱れているととても難しいのです。これはノームといって

規範意識と呼ばれるものが働きます。どういうことかというと、もともと

スリッパは乱れていたのだから、自分も乱れたまま放置してもいいだろう

という意識の事を言います。つまり、道端にごみが落ちていれば、そこは

ごみが今後たまっていってしまう現象のことです。しかし逆にきれいに

整備された花壇などにはごみは捨てずらいのと同じです。だからこそ

そのノームに打ち勝ち、自分自身の「自己管理力」を発揮することは

特に誰も見ていない場所では、とても強い意志が必要になります。

そんな時に常に心に置いておいてほしい言葉が「如在の心」です。

これは読んで字のごとし、「そこに誰かがいるがごとく、行動しましょう」

ということになります。よく昔の人は「お天道様がみているよ」といった

言葉で表していました。つまり誰もいない時こそ、誰かがそこにいるかのように

振る舞いましょうということになります。さらにその行動を誰よりも見ている

人がいますよね。そうです。自分の目です。その誰もいないところでスリッパを

揃えたか、揃えなかったかを、何よりも自分がよく見ているのです。つまり

そんな状況の中、自分が強い意志をもって自分自身に打ち勝てたかを一番見ているのです。

だからこそ、そこで「自己管理力」を発揮できれば何より自分自身に自信がつき

さらに成長するというスパイラルが生まれます。そうやって凄まじいスピードで成長していく。

だからこそ、誰も見ていないとき、どちらでもよい状況の時ほど、自分が試されている

と考えて行動していきましょう。是非参考に!