これからの時代は人生100年時代だと言われています。
一昔前までは40歳になると人生の折り返し地点に来たなんて
言っていたのが懐かしく思えます。つまり、以前は平均寿命からしても
人生80年くらいで終わる人が多かったと思います。しかし、これからの時代は
医療の発達や環境の改善で人の寿命は長くなっていくことが予想されます。
そんな中、人生の中で一番時間をかけるものって何だと思いますか?
遊ぶ時間?学生時代?一番多く時間をかけるのはおそらく仕事ではないかと
思います。定年退職はだんだんと年齢が上がっていきそうです。女性の
社会進出もどんどん進み、仕事を人生上で一番多く時間をとることになる人が
増えていくと思います。そうなってきたときに皆さんは仕事を何のためにしますか?
教え子と話したときに少し違和感というか、寂しくなったことがあります。
それは仕事はお金のためにすると答えた教え子がいました。もちろん間違っていませんし、
お金がないと生きていけません。仕事は仕事と割り切って考えるのも、もちろん
悪いことではないですが、人生上の一番多く時間をかける、言い方を変えれば
命を削って仕事をするのに、お金のためだけだと寂しくありませんか?
人はお金のために生まれてきたのではないはずです。お金なんでたかが金属と
紙に過ぎないものです。(今は電子マネー全盛期ですから、デジタルの数字ですか?)
だからこそ、今から何のために仕事をするのか考えていくことは大切だと私は
思っています。
ふと子どものころに考えたことありませんか?「何のために自分は生まれてきたのか?」
私は人は必ず誰しもが何らかの役割をもって生まれてきたと考えています。
それが大きい人も小さい人もいるでしょう。目で見えるものとそうでない人もいるでしょう。
しかし、それはたいして大切なことではなく、それを気づかないまま、果たせないまま
自分の人生を終えることはとてももったいないと思います。だからこそ自分の命を
何のために使うのか、つまり使命・役割を考えてみることも大切なことではないかと
思います。そして、その役割を果たす場所が仕事に隠されているのではないかと
思っています。だって自分の人生の大半を仕事をして過ごすわけですから、そこに
使命が宿っていると考えるのが普通のように感じます。だからこそ自分が仕事を
していく中でだんだんとその役割が見えてくるのではないかと思います。
ただ漫然と言われるがままに仕事をするのではなく、今自分が働いていることで何が
起こっているのか?誰のため、何のために自分の仕事があるのか、そんなことを考えながら
仕事をしていくと、仕事の意味も変わってきます。是非将来仕事をするときに参考にしていって
ほしいと思います。