受検勉強がだんだんと進んでいくと、どんどん課題を進めていく人が出てきます。さらに、自分より早く、効率的に進めていく人が出始めます。そんな様子を見ていると、「この勉強方法は自分には向いていないんじゃないか」と考えてしまいがちです。「自分に合った勉強方法は一体何なんだ」と「自分に向いているもの」を探してしまいます。そうやって、これからの人生も「自分に向いているもの」ばかりを探してしまう人生を送ってしまう人がいます。しかし、私自身は、教え子たちを見ていても、人生を決めるものは、能力でもなければ、才能でもないと思っています。「自分に合っている合っていない」でもないと思っています。たとえ才能がなくても、人よりも時間がかかっても、誰よりも遠くへ行った人を見たことがあります。そんな人たちの共通点は、「歩みが早いか遅いかを問題にしない人」だったような気がします。他の人は関係ない。自分のペースで、今できることを最大限に努力して、必ず昨日よりも前に進むという覚悟を持っていたような気がします。現代は人生100年時代とも言われています。つまり、これからの人生は長距離走ということです。最初に頑張りすぎて、途中止まってしまうのであれば、最初から自分のペースで、歩みを止めない方が大切ということです。受検も長距離走です。どうしても他の人の様子が気になってしまいます。しかし、大切なことは、自分自身の現在地を確認し、自分自身のすべきことに集中することではないかと思っています。
これからも授業が進めば進むほど、受検が近づけば近づくほど、勉強に関して不安に思ってしまったり、嫌になったりしてしまうこともあるかもしれません。しかし、絶対歩みだけは止めないという覚悟を持って日々生活していってほしいと思います。是非参考に!