現代はあらゆる情報が手に入るようになりました。むしろ、何もしなくても情報が飛び込んでくるような状況になっていると思います。スマホを開けばAIが分析した自分が興味ある情報が精選されて並んでいますし、次々と動画が流されます。さらに、昔と決定的に変わったのが、全員が発信者となれることです。SNSが発達し、誰もが自分自身の発信ができる。昔はある一部の有名人や、テレビ局じゃなければできなかったものが、個人で発信できるようになってきています。それも相まって、情報過多の毎日が現代の状況ではないでしょうか。いい面で言えば、あらゆる情報が気軽に手に入るようになりました。指先一本で何千何万といった情報にアクセスできます。しかし、悪い面で言えば、その情報の信頼性が薄まったような感覚があります。どういうことかというと、昔の情報は発信されるまでにあらゆるものが精査され、情報の本数が少ない分、丁寧に発信されていたイメージがあります。しかし、現代は、個人が感じたままにSNSに書き込みができます。だからこそ、例えばお店の口コミや、流行などはスピーディな分、どこまで信頼できるのかを判断するのはとても難しくなってきたような気がします。だからこそ、これから大切になってくるのは、リアルな情報ではないかと思っています。どういうことかというと、現代は実際その場にいかなくても、AR・VR技術が発達し、あたかも体験したかのような経験が得られます。しかし、実際目で見て、感じて、味わって、触れたものには絶対かなわないのではないかと思います。だからこそ、これから情報化が進んだ今だからこそ、実際の体験や、自分自身が直接得たものを大切にしていってほしいと思っています。