すみなすものは心なりけり

未分類

行事に取り組んでいるときは、やることや目の前のことで精一杯で、忙しさで埋め尽くされていきます。しかし、日常生活が始まると、日々の授業や、毎日の繰り返しで、どうしてもマンネリ化が起こったり、だらけてしまったりしがちです。そうすると思ってしまうのが、「つまんね~なぁ~」とか「何か楽しいことないかなぁ」です。しかし、そんなこと思っていても、自分が思ったようなイレギュラーの楽しいことなどめったに起こりません。そんなときに考えてほしいのが、「人生の面白さは、現実が決めるのではなく、自分自身の考え方が決める」ということです。どういうことかというと、全ての出来事は「出来事」→「思考」→「感情」→「行動」→「結果」の順で起こっています。だからこそ、結果を変えようと思うならば、この流れのどこかを変えればいいのです。しかし、出来事自体は変えられないため、自分自身で変えられるのは「思考」つまり、考え方・捉え方になります。この考え方・捉え方が変えることができれば、つまらない日常が、面白い日常に変わることになります。例えば、同じ授業でも興味を持って楽しんで取り組む人もいれば、つまんなそうに下を向いて受ける人もいます。しかし、授業自体は同じ先生が同じように指導しているはずです。違うのは受けている生徒の受け方(考え方・捉え方)になります。どうせ授業を受けるのであれば、楽しい方が良いはずです。では、どうやって考えればいいのかというと、例えば授業の先生の言っていることをイメージして、自分だけに語ってくれていると思ったり、先生の表情や動作に注目して受けてみたり、ポイントや大切なことはどこなのだろう、一体何を伝えたいのだろうなどと、自分なりに授業を楽しむ工夫をしてみるのです。そうするといつも受け身だった授業に変化が生まれます。私自身も授業を行っているのでわかるのですが、良い授業・理解度が早い授業は、必ずといっていいほど生徒が主体的に受ける授業です。そんな生徒は必ずといっていいほど当事者意識をもって授業を受けています。

幕末の革命児高杉晋作もこんなことを語っています。

「おもしろき こともなき世を おもしろく 

すみなすものは心なりけり」

どんな日常も面白い日常にするかしないかは、自分の考え方・捉え方次第ということを心にとめて日常生活を大切に送っていってほしいと思います。是非参考に!