100枚の紙は破けない

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私自身がこれまで教師をやってきて、個人個人の能力差というのは、物事ができるようになるためには大差ないと考えています。しかし、そんな人同士でも、結果や点数には「大差」がついてしまう。その理由は一体何かとずっと考えてきました。その結果、たどり着いたのがわずかな差「微差」です。例えば「帰ってからすぐやる」と「後でやる」のであったり、「とりあえず言われたからやろう」と「自分でもう一回間違えたところをやろう」のであったりです。そういうわずかな差「微差」が積み重なることで「大差」ができるのではないかと考えています。よく思いませんか?隣で難問をすらすら解いている友達を見て、「あの子は賢いから」とか、「自分は数学苦手だから」などと思って、「だからしょうがない」と自分を正当化したくなること。しかし、その友達でさえ、これまでに問題をコツコツ解いて、一回見たことあるから、もしくは似たような問題だから解けただけに過ぎないのです。他にもピアノを上手に弾ける人をみて、ピアノの才能があるって思ったこと。けれども生まれたときからピアノを弾きこなす赤ちゃんなど見たことないですよね。つまり、何においても「大差」が急にできるのではなく、見えない「微差」の蓄積がある日「大差」となって現れてくるということです。

日々の自分の取り組みをおろそかにすることなく取り組んでいってほしいと思っています。一枚の紙は誰でも破くことが できますが、100枚の紙の束を同時に破くことはなかなかできないはずです。「微差」を馬鹿にすることなく、コツコツ積み上げられる人になっていってほしいと思います。参考に!