これからの社会は誰も予測ができないし、さらに「未曾有の」とか「前代未聞の」などという枕詞がつくような出来事が起こっています。そんなときに大切なのは、そんな時だからこそ大切なのが「想像すること」ではないかと思っています。 そんな予想できないことばかりなのだから、「想像する」ことなんでできないって言う人もいるかもしれません。しかし、人類は自分が描いた、想像したものを実現してきた歴史があります。大昔に空を飛びたいと想像した兄弟のおかげで、今では鉄の塊が空を飛んでいます。地球を脱出し宇宙に飛び出したいと想像した科学者の熱意によって、人類は月への一歩を踏み出しました。つまり、人類が想像したことは実現可能なことなのです。逆に、想像できない未来は実現することもできないのです。
少し規模が大きくなってしまいましたが、私自身はそのように考えています。もう少し小さい規模でいうと、個人個人今の自分は、過去の自分が想像した自分ということです。言い方を変えると「今の自分は自分がなりたかった自分」ということです。いやいや自分はこんな自分を望んでいなかったとか、もっとこうなりたかったという人もいるかもしれません。しかし、敢えて言わせてもらいます。確実に今のあなたは、自分が望んだ自分のはずです。なぜならば、例えば明日から朝早く起きてランニングをしようと考えた人がいたとしましょう。しかし、その考える中で「でも自分は朝起きるのが苦手だからな~」とか「昨日仕事が忙しくて体が疲れているから」とか「自分がやれない原因」をつくり、結局次の日にランニングをしない。そんな積み重ねで今の自分はできているのです。これはマイナスの部分にフォーカスした言い方になりますが、今の自分ができないことや、もっとこうなりたかったと思っていることは過去の自分がどこかで妥協してやらないことを選択した結果なのです。これは逆のプラス面でも同様なことが言えるはずです。今の自分の強みは、過去の自分が想像し苦労して達成することによって成長してきた自分の積み重ねのはずです。だからこそ、今の自分は過去の自分が想像し作り上げてきた自分なのです。
これからの新しい社会を作っていくというときに大切なことは「想像すること」だと私は考えています。それでも予測できないし、何か手がかりはないのか?という人がいればおすすめの方法があります。それは、歴史を学ぶことです。なぜならば、歴史は繰り返します。全く同じままというわけではありませんが、形をかえ、アプローチを変えた方法で歴史はくりかえされます。例えば現在猛威を奮っているコロナに関しても、歴史上世界で大流行した感染症は過去にも存在するのです。その時に人類が戦い、打ち勝ってきた歴史が存在するのです。その戦いを参考に、今回のこのコロナの戦いに生かされていることが沢山あるのです。第〇波の流行の予測などは過去の感染症の例が参考にされています。だからこそ、人類の歴史を参考にすることによって、これからの未来の予測をする手がかりが見えてくるのではないかと思います。
長々書かせてもらいましたが、これからの未来を生きていく、先が見えない未来を生きていく君らだからこそ、自分自身で成長した自分を「想像」し、未来を「創造」することで逞しく生きていってほしいと思います。是非参考に!