報われなくとも

日々の生活

社会で働いている大人たちは、全員がプロである。言い方を変えると、成果を出し続けなければならないということである。この文章だけを読むと、なんだか社会にでることは厳しいことで、社会に出てやっていけるのだろうかと思ってしまうと思います。確かに厳しい言葉ですが、ある面から見たら真実でもあると思います。例えばプロのスポーツ選手であれば、成績が上がらなければ、チームに貢献できなければ即刻首となります。しかし、それはスポーツの世界だけでなく、どこの世界でも大小はあれ、同じことがいえると思います。私にはそんなに才能もないし、やっていける自信が・・・という人もいると思います。そんなときに参考になる言葉があります。

《何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。

 報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションをもって

 継続しているのは非常に大変なこと。》(羽生善治)

これは将棋界で功績を残し、今でも活躍している羽生名人の言葉です。こんな名人でさえ、継続の大切さ、厳しさを体感しているのです。これはなにも大人だけでなく、今のみんなでも経験してきたことではないでしょうか。私たちが挑戦したこと、頑張ったこと、苦労したことがすべて報われるのであれば、確かに頑張れます。しかし、私たちはこれまで生きてきた中で、そうでないことがあることを知ってしまっています。だからこそ、二の足を踏んでしまう。しかし、そうであっても、情熱を持ち、継続を続けられる人がプロになっていくのではないかと思います。これは大人になったらできるとかではなく、子供のころからひたすらに挑戦し、何回も失敗を経験し、そのたびに立ち上がる経験が習慣化させるのではないかと思っています。参考に!