私自身が若い頃に考えていたことなのですが、「自分自身が成長すれば、自分にやってくる問題は減ってくるのではないか」ということです。なぜならば、自分が成長すればテクニックも、経験も増えてできることが多くなるはずです。そうすれば、自分にとっての問題は減ってくるはずと考えていました。しかし、この考え方は間違っていて、実際自分が成長すると、また次の課題・問題がやってくるのです。むしろレベルアップした形で。こんなことを書くと、じゃあ成長しない方がいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、私自身はそうは思いません。
最近のニュースでは、若い社会人は昇進したくない、管理職や責任のある立場にはなりたくない人が増えていると聞きました。これは同様な考え方で、決して否定するつもりもないですし、それぞれの価値観があると思います。しかし、私自身、現在はどう考えているかというと、自分にやってくる問題は自分だからこそやってきている、むしろ自分でなければ乗り越えられないものがやってきていると考えています。私自身はこの世に生を受けて、何かを成し遂げるために生まれたと考えていますし、何らかの意味があると思っています。それを達成するために「問題・課題」として自分の目の前に現れているのだろうと思っています。だからこそ、正面から真摯に向き合い努力をする。もちろん一筋縄にはいきません。思い通りになったことの方が少ないです。しかし、後々考えて見ると、その「問題・課題」のおかげで今の自分があるといった経験もたくさんしてきました。だからこそ、あえてみんなには、「問題・課題」にチャレンジしてほしい。弱音も吐いていい。くじけてもいい。でもまた立ち上がって乗り越えていってほしいと考えています。