私は現在教師という仕事をしていて、数年ごとに勤務地が変わるシステムになっています。もちろん慣れ親しんだ場所で仕事をしていく方が効率が良いし、段々慣れていくぶん先が予想ができるため仕事自体はスムーズに進みます。だったら、異動なんてなければいいと思うかというとそうではありません。むしろ、私は率先して異動をして、風通しがいい方がいいと思っています。なぜならば、どうしても同じ環境にいると慣れる反面、マンネリ化が進み、成長が鈍化することもあります。また、私自体コンフォートゾーン(居心地の良い場所)に居続けると成長のチャンスが減ってしまうと考えているので、教師の異動に関しては大賛成の立場でいます。ここまで何を書いてきたかというと、これはみんなも同じではないかと思っています。この時期、進路を考えると、新しい高校での環境を不安に思う人も少なくないと思います。違った環境、新しく出逢う友達。ここまでは、少なからず自分を知っている人が多い環境で生活してきたはずです。しかし、高校からは様々な環境で育ってきた人たちとの共同生活になります。だからこそ、不安になったり、緊張したりしてしまう人もいるかもしれません。しかし、先ほど書いたとおり、その居心地の悪さこそ、自分を成長させてくれるものと考えてはどうでしょうか。またこれは、学習面でもそうです。ここまで受検勉強で自分なりの方法、これまで成果が上がった学習法があるはずです。しかし、この先さらに成長していくためには、自分自身の殻を破り新しい学習法にチャレンジしていくことも大切です。もちろん何が一番いいなんて、正解は存在しません。だからこそ不安になるかもしれませんが、大切なのはその新しい環境に向け行動をすることだということを忘れないようにしてほしいと思います。
居心地の悪さ
