先日私が乗っている車が高速道路でエンジントラブルのため急にスピードが出なくなり止まってしまいました。後続車に追突される可能性もあったため、とても危険な思いをしました。そこから自宅に帰ったり、その後の処理が大変だったりと散々な思いをしました。若い頃はこのようなことがあると「最悪だった」「なんてついていないんだ」「なんで俺だけ」と、結構引きずってしまっていたのですが、年齢を重ねると共に、それほどへこまないようになってきました。これは経験が増えてきたということと、考え方をシフトチェンジできるようになってきたからではないかと思っています。どういうことかというと「むしろ良かったんじゃない!」と思えるようになってきたのです。例えば今回の現象でいうならば「追突されて死んでしまうよりマシだった」「家族が乗っていなくて、さらに自分も怪我がなかった」などと、最悪ではないと考えられるようになってきたことが大きいかもしれません。さらに、学級通信のネタとしても提供できるわけですから。このように考えられるようにするためには、最初は思っていなくても、「今回の現象の中で良かったことを口に出すこと」を心がけることが大切だと思います。よくみんなも「最悪~」だとか、「最低だ~」「もうだめだ~」と思ったり、口に出してしまったりする事ってあると思います。そんなときに「本当に最低?」「本当にもうだめなのか?」と自分自身に問いてみてください。そうすると、ほんの少しであっても、良いものにフォーカスが集まってきます。そうして、その良い部分が広がるような行動を、その後選択していけば良いのです。
私たちが生きていると、自分が想定しないことなどが、思いもよらずに降りかかってくることが多々あります。そのたびに私たちが打ちひしがれる必要はないと思います。どれだけ頑張っても変えられないものもあります。だからこそ、そんな中でも力強く、自分の人生を生きていくためには、そのときの考え方、捉え方、行動が大切になってくると思います。是非、よりよく生きられる選択ができるようになっていってほしいと思います。