よく地域の人から「元気な学校」などといった評判が入ってくることがあります。その地域の方は、中学生全員を見ていっているのでしょうか?学校内でも「○年生は合唱を一生懸命歌っているね~」って言われることがあります。その人は、○年生全員の歌う表情を一人一人確認しているのでしょうか?学校外の社会でも、食べログやインスタなどで、雰囲気がいい店とか、評判がいい店のコメントが書かれていることあります。その人は、その店の従業員を全て調査して、さらに店のリサーチを隅から隅まで調べ上げているのでしょうか?そういった評判は基本的にある一部を見て言われたり、評価されたりしているいい例だということです。つまり、世間で言うあいさつがよくできる学校という評判は、その方が出会った1人(もしくは数人)の対応をみて、全体を推測して話しているに過ぎないのです。こういう書き方をすると、その場面だけ頑張ればそれでいいのかと勘違いしてしまう人がいるかもしれませんが、むしろ逆です。常日頃からあいさつ等を学校全体で意識的に取り組み、明るい学校を目指しているからこそ、たまたま出会った地域の人にも挨拶ができるのです。つまり、社会でもそのような評判で認められたり、収益が上がったりしているとするならば、一人一人が社会に出るときにそういった人になっていることが大事になってくるということです。
この時代、大体のお店はおいしいです。大体の店はきれいです。しかし、そのお店じゃなきゃという店には、必ずと言っていいほど魅力的な店員さんがいたり、そこでしか味わうことのできない接客や環境があったりするのです。だからこそ、常日頃から自分を磨き、社会に出てからも「あなたに会いに来ました」「あなただからこそ、この仕事を一緒にしたい」と言われるような人間になっていくことが大切なのではないかと思っています。
今の時代調べれば大体の情報はシームレスに表面上のものは手に入れることができます。だからこそ、これからはそういった人間性が豊かな「人財」がいる店、会社、施設などが重宝されてくるのではないかと思います。だからこそ、今後も社会に出るまでに自分自身をピカピカに磨き上げて成長していくことが大切だと思います。