何に向いているのかわからない

日々の生活

進路学習が進んでくると必ずといって出てくる質問があります。それが「自分が何に向いているのかわからない」ということです。明らかに他者よりも優れている能力を持っているなどの、他の人と比べてはっきりした長所がある場合は別として、ほとんどの人は何をするにも上には上がいるし、自分が好きなことであっても成長するには時間がかかるという経験をしてきているはずです。そして、「自分が何に向いているか」がわからずに立ち止まる。しかし、今の時代大人からは「将来何をやっても自由だ!好きなことをやっていいんだよ!」と言われる。だからこそ、必死で、自分にしかない能力であったり、才能、活躍できる分野だったりを探し続ける。しかし、それはなかなか難しいことだと知って、足が止まってしまう。そんな時に先ほどの質問が出るのではないかと思っています。

さて、話は変わりますが、現代スマホなどAIが全盛期で、ここ数年間で人間の思考方法は大きく変わってきたのではないでしょうか。指先一つで世界中にアクセスし、情報を入手できる。日常生活で出会う素朴な質問に対するアプローチの仕方が急激に変わってきたのではないかと思っています。その中で私たちは「わからない」という状態に対する耐性(耐える力)が少なくなってきたように感じます。ちょっとした困りごとやわからないことはネットで検索すれば即座に答えと思わしきものが出てくる。それは若い人ほど速いのではないでしょうか。それは「便利」かもしれないけれど、一方で即座に答えがわからないことに対して「考え続ける」という習慣を奪っている可能性もあるのではないと思います。

話を元に戻すと、「私は何に向いているの?」という問に対して、AIやネットに聞いてもわかるはずがありません。それっぽいアドバイスはくれるかもしれませんが、それが正解とは限りません。私自身はそんなときは「考え続けること」が大切で、一朝一夕にわかるものではないと思っています。そして、それは様々な経験を元にゆくゆく後になって段々わかってくるものではないかと思っています。だからこそ、大切なことは「何に向いているかわらない」時は、今自分ができることに集中し、目の前の人や現象に対して全力で取り組む事。たくさんの「ありがとう」を集めること。その中で自分に向いているものや、得意なことが発見でできていくのではないかと思っています。だからこそ、「何に向いているか」が大切なのではなく、「何に向いているかわからず立ち止まる」ことをしないことが大切なのでははないかと思っています。自分にやってくる全ての現象が自分にとって必要なことが起こっているんだと考え、日々成長していってほしいと思っています。是非参考に!