Off The Ballの時が大切

毎日の話

私は小学3年の頃からサッカーを始めました。それから長い間サッカーに関わってきました。自分がプレーヤーとしても、指導者としてもサッカーに関わる中で、勉強したことがあります。自分にボールが回って来たときの、次の選択肢は大きく分けて3つしかありません。1つめはパスを出す。2つめはドリブルをする。3つめはシュートをする。この選択肢から素早く判断してプレーを選択するのですが、これが遅れると敵がすぐ近づいてきてボールを奪われてしまいます。サッカーを始めたての頃は、なかなかこの判断ができずに、すぐにボールを失うことが多かったように感じます。そんな時にコーチに言われた言葉を今も大切にしています。それは、「ボールがないときにどれだけ周りを見て、状況を把握しているかが大切なんだ。OFF The Ballの状態がサッカーにとって命なんだ」と。つまり、よい判断するためにはボールが回ってくるまでにどれだけの情報を自分が得ているのか、自分の後ろの状況はどうなっているのか首を振り見ること、敵を視野に入れるために体の向きを工夫する。その中でインプットをどれだけ自分が得られるかが、自分のプレーに大きく関わるということでした。未だに自分がサッカーをする時にも大切にしていることです。 この現象はサッカーだけでなく、日常生活でも応用できるのではないかと思います。それはなにも普段からキョロキョロして視野を確保しろというわけではありません。自分が知りたいと思うことに関して、とりあえずは様々な所から情報を得る。インプットを最大限に意識すること。知りたいことに関して判断するためには大量のインプットがあった方がより正確な判断ができます。そしてその後のアウトプットも大切にしてほしいと思います。私のこのページも半分は情報共有のため、半分は自分のためにも書いています。つまり、私が学習したことをこのページでアウトプットしているのです。そうすることで自分が本当に理解しているかも確認できます。アウトプットすることでさらに理解が深まる感覚です。みんなの場合で言うと、例えば友達に勉強を教えるとか、話してみるなどがアウトプットになるかも知れません。ノートに書くとかでも良いのですが、誰か自分以外の人に見てもらえるものがいいかと思います。数学の応用問題などが解けないという人の多くは接する応用問題が少ないように感じます。私自身、応用問題が解けるのは賢いのではなく、ただ単純に応用問題に接する機会がみんなより多いだけのことだと思っています。だからこそ、もし応用問題が解けるようになりたい人は、応用問題をより多くインプットする。さらにそれを誰かに教えてみる。そうするとだんだん自分が納得するレベルまで成長できるのではないかと思います。是非参考にしてみてください。