楽しむこと

毎日の話

私自身若いときは、例えば旅をするときに目的地に着くことを一番大事にして、取り敢えず早く着ければ、どんな方法でもいいと考えていました。しかし、最近は少し考え方が変わってきて、その目的地に着くまでの過程が、なぜか楽しいのです。他にも学園祭であれば、当日はもちろん楽しいのですが、最近はむしろその準備期間・取り組み期間の方が楽しいのです。今まで面倒くさいと思っていたものほど、愛おしく感じるようになってきたのです。これは調べて見ると「セイバリング」という行為になっていた事が分かりました。「セイバリング」とは今まで意識する事なく急いで終わらせてきたことを楽しんで体験し味わうことを言うそうです。さらにこの「セイバリング」で得られた喜び・幸せは、持続力があり、喜びに慣れてしまう事を防ぐ働きがあるそうです。つまり、宝くじに当たった様な一過性の喜びはすぐに終わってしまうのに比べて、この「セイバリング」を通して得られた喜びは長期にわたりその人に影響を及ぼすということです。さらにポイントは、何気ない普段の行動も声に出しながら(心の中でもOK)楽しむと、より幸せが感じられるといいます。このことを知って自分の変化を分析してみると、やはり以前よりその取り組み期間中に、より楽しむ行動・言動をして、味わっていることに気づきました。さらに何気ないことに喜びを見つけられるようになってきたようにも感じます。

最近、みんなは何回「セイバリング」が出来たでしょうか?同じ作業でも楽しそうに取り組む人と、そうでない人との差はここにあるような気がします。さらに同じ時間を使うのならばどう考えても楽しい方がいいと思います。これこそ人生を楽しむための秘訣のような気がします。 今後も様々な行事・取り組みがありますが、是非みんなには楽しんでほしいと思います。そのためには普段から自分で一つ一つの取り組みを味わい、楽しむ工夫をしていくことが大切です。是非参考にしてみてください