作用反作用の法則

毎日の話

みんなも理科の授業で一回は聞いたことがある名前だと思います。「作用反作用の法則」この法則は作用があれば必ず反作用が生じるということ。さらにその大きさは等しく、方向が反対であるといったものです。理科の実験や日常生活の中で感じたり、考えたりしたことがあると思います。なぜ、改めてこの法則を説明しているかと言うと、理科の勉強をしたい訳ではありません。(もちろん理科も勉強してくださいね)最近思うのは、この法則は、何も理科の世界だけのものではないのではないかと思うのです。どういうことかと言うと、例えば笑顔で挨拶をすれば、笑顔が返ってきますし、さらに人に親切をすると親切が返ってきます。このように書くと、「いや違う」と反論する人もいるかもしれません。「私は親切をしたのに返ってきたことがない」とか「いくら挨拶をしたって、挨拶なんか返って来ませんよ」と思う人もいるかもしれません。私が思う日常生活での「作用反作用の法則」には少し分かりずらい癖があるのではないかと思っています。それは「直接すぐさま分かりやすく返ってくるわけではない」ということです。どういうことかと言うと、自分が親切したことが、すぐ誰かから自分に返ってくるのではなく、例えば何年後かにとか、自分ではない自分の大切な人に親切が返されると思っています。さらに、親切が直接分かりやすく返ってくるのではなく、形を変え、言葉を変え、わからないくらいの状態で、自分を陰ながら支えてくれている。そう考えると、なんだか、誰かのため、社会のため、後世の人のためになるので努力しやすくなるのではないかと思うのです。「結局自分のためかよ」と思う人もいるかもしれませんが、自分のためにも価値があった方が人は頑張れるはずです。全てを誰かのために行動するのは、大変難しいことだと思います。しかし、先に述べたように考えると、大分行動しやすいのではないかと思います。

私自身も、身をもってこの日常生活の「作用反作用の法則」を体験しています。私は、悪い意味での「作用反作用の法則」も体験しました。と言うのも、これは悪い言葉や、自分が誤魔化していることにも反映されるのではないかと思っています。誰も見ていないからとか、見つからないだろうなんて思って行動したものは、必ず自分に返ってきていますし、間違っても自分の大切な人に向かうのは恐ろしくて仕方がありません。

 私たちは生きているだけで、必ずなんらかのものごとと関わって生きています。と言うことは、必ずそこには「作用反作用の法則」が働いているはずです。そう考えて自分の行動を振り返り、成長させていくことは大切なことではないかと思っています。ぜひ参考にしてみてください。