自分の可動域

毎日の話

私自身、年を取ると共に、体が硬くなってきたことを感じます。だからこそ、毎日ストレッチや、体を動かすことを大切にしています。それでも年々関節の可動域は狭まってきているように感じます。年を取るって切ないなぁ~なんて感じる今日この頃です。なぜこんなことをぼやいているかというと、これは人間としての考え方もそうではないかと最近感じるようになったからです。だんだん年を取ってくると、知識量は着実に増え、経験値も増えてきます。しかし、だんだん偏ってきたり、凝り固まったりするような感覚が私にはあります。だからこそ、自分の行動もできる限り、未知のものにチャレンジするようにしています。このように書くと、すごい事をしているように思われがちですが、やっていることは、本当に小さな変化です。どういうことかというと、例えば、食べるものの味を少し変えてみる。普段通っている道を違う道に変更してみる。仕事の進め方の順序を変えてみる。なんてことない小さな変化なのですが、変更すると確実に何らかの気づきが生まれます。最近はそれを楽しんでいるような感覚があります。時間があれば、行ったことのない場所、話したことのない人との交流を大切にするようにしています。そのようにして意識して変化を大切にすることが、自分の人間としての可動域を増やしていくことになるのではないかと思います。さらに、時間の制限が有り、なかなか出かけることができないときは、とても有効な手段があります。それは、本を読むことです。本というものは、その本を書いた人の人生が詰まっています。大げさに聞こえるかも知れませんが、もし私が本を出版するときは、私の全てをつぎ込んで、とっておきの知識を詰め込んだものを作るはずです。つまり、本というものはその著者の人生そのものと言っても過言ではないのではないかと思っています。そうすると、本を読むとその人の人生を追体験したことになります。そうやって何人もの人の人生を自分の人生に取り入れていくことは、自分自身の可動域を増やしていくためにも大切なことではないかと思います。 秋の夜長、普段より外で行動する時間が制限される分、自分の可動域を増やしていくために本を読むことを大切にしていって欲しいと思います。学習などで忙しいと思いますが、その合間を縫って、是非大切にしていって欲しいと思います。参考に!