人を動かすとは

毎日の話

教員生活を続けていると様々な生徒達と出逢います。そんな中、リーダーシップを発揮しながら人を動かすことに長けている生徒と出逢います。その年で素晴らしいなぁと感動するばかりでした。しかし、今思い起こしてみると、そういった生徒達は皆ある特徴を持っていました。それは「人を動かすことに長けている生徒は、一様に人のために動ける生徒である」ということでした。むしろ他の生徒より積極的に誰よりも早く動き出すことが多かったように感じます。これは、考えて見ると当たり前の事ではないかと思います。例えば、自ら率先して動いていると、どのように仕事を頼まれると嬉しいかが分かりますし、その出来事を自分でもやったことがあるから、指示もしやすいはずです。さらに、自ら率先してその仕事に取り組んでいる、つまり「やらされている仕事」ではなく、「自らやっている仕事」だからモチベーションも続きます。だからこそ、人から頼まれることも増えてきますし、他人からの信頼を勝ち得ていきます。そんな人の言うことは、みんな聞きたくなる、むしろ「あいつが言うんだったら、協力しよう」と周りが思うようになって来るのではないかと思います。このような好循環で、その人はリーダーとなっていったのではないかと思います。

「頼まれごとは試されごと」「相手の期待を超える」これからも様々な頼まれごとが、みんなには、やってくると思います。そんな時に良き先輩、良きリーダーになっていくためには、何より自分自身が率先して動いて経験していくことが大切になります。口ばかりで何もしないリーダーの言うことは誰も聞きません。むしろ「背中で魅せる」、そんなリーダーに誰しもが心惹かれるのではないかと思います。是非後輩に信頼され、憧れを抱かれるような先輩になっていって欲しいと思います。参考に!