雪つぶて

毎日の話

みんなも雪が降ったときに1回は作ったことがあるかもしれない雪だるまの話です。雪だるまを作る時には、まず、最初の核となる小さな雪のつぶてを硬く握ります。そうしてから、それを転がして徐々に雪をまとわせていきます。さらに転がしていくと雪だるま自身の重さが雪をさらに押し固めながら、だんだん大きくなってきます。そうするとだんだん押すのが苦しくなってきます。しかし、転がるのに時間がかかった分、転がってしまえば、後は勢いでどんどん転がっていきます。逆に止めるのが難しいくらい勢いがつくこともあります。そんな経験を誰しも1回は経験したことがあるかも知れません。さて、なぜ雪だるまの話をしているかというと、目標に向かって動き出すのは、これと同じではないかと思うからです。何か新しいことにチャレンジする時に、どうしても一歩目を出すことはハードルが高いはずです。それは自分が経験したことがないから当たり前なのです。しかし、一回ハードルをクリアすれば、2回目、3回目のハードルは勢いがついている分、跳びやすくなるのです。さらにスピードがついてくるため、そこからは力を抜いて美しいフォームで跳んでいく、そんなイメージで新しい目標にチャレンジしていくことが大切なのではないかと思っています。さらに雪だるまの例に戻すと、力の入れ方も参考になる部分があります。止まっている状態の雪だるまを転がすときには、じっくりゆっくり長い時間、力を入れ続けることが必要です。しかし、転がり始めてからはテンポよく小刻みに力を雪だるまに伝えれば十分なはずです。これは目標に向かうことも同じで、最初の行動はじっくりゆっくりでもいいから、力を加え続けます。勢いがついてきたら様子を見ながら、折り合いを見計らいながら、ポイントポイントで力を入れる。そうすることで習慣化させていきます。習慣化してくると、それ自体をやることが苦ではなくなってきます。むしろ、それを止めてしまうことが、気持ち悪いような状況になります。これは、運動やダイエット、勉強など、どのようなものにでも応用できるのではないかと思います。

これまでも新年を迎えるにあたり、目標を立てたことがあったのではないかと思います。その目標を、もしなかなか達成することができなかった経験がある人は、是非参考にして欲しいと思います。そして、是非自分で立てた目標を達成できる人になっていって欲しいと思います。