今年度1年間を振り返ってみると、やはりコロナ関連のニュースが多かったように感じます。そんな中、このコロナの影響は様々なものの、見方を変えてきたのではないかと思います。例えば、数年前まで社会一般的に感染症対策といった観点で社会を見る人はそんなに多くなかったはずです。今や大半の人がその知識に詳しくなり、「予防するためには」とか、「ワクチンをどうしよう」などと当たり前のように会話しています。その他にも、一般的に会議とは、みんなが集まって書類を紙で持ち寄って、長時間かかるというのが当たり前だったものが、実際に移動しなくてもウェブ上で、書類はデータでといったことが、今や当たり前になっています。学校教育でも数年前までは、端末が机の上に置いてあるなんて、未来のまた未来の話でした。つまり、このようにコロナの状況はもちろんマイナスの面はありましたが、そうではない現象も生み出しました。このように何か社会が変わるときには、共に複数のものが生み出されていくのではないかと思います。そこで大切なのが、「そのままとどまろうとする人」になるのか、「新しいことにチャレンジする人」になるのかということです。もちろんどちらがいいといった話ではありません。しかし、社会を変えていくのはもちろん後者になると思います。さらに、そのチャレンジのハードルはそんなに高くないはずです。こんな状況であれば、失敗したとしても次にチャレンジしやすく、それを責める人は少ないはずです。むしろ、誰もやったことのないことを試しているのですから責めようがありません。だからこそ、挑戦することをやめないで欲しいと思います。さらにもし挑戦できなくても、挑戦している人を応援することはできるはずです。簡単に「無理だよ」と言うのではなく、一緒に考え、応援することはできるのではないかと思うのです。
今だからこそ
