今年度は中学校ラストということで、進路と向き合う時間が増えてくると思います。自分自身と向き合い、自分がどこの高校に行きたいのか真剣に考えると思います。そんな時に大切にしてほしい事があります。それは「○○高校に行きたい」も大切なのですが、「○○高校に行って何をしたいのか」「どんな学校生活を送りたいのか」「どんな高校生になりたいのか」も考えていってほしいと感じています。それはなぜかというと、私たちはそこにゴールがあると思い込んで目標に向かって努力します。しかし、そこにたどり着いた瞬間にそこがゴールではなく、スタートラインだったことに気づきます。当たり前と言えば当たり前ですよね。高校に入学することが目標なのではなく、高校に入学した瞬間に始まる高校生活が大切なのです。入学してから高校生活、何をするのか考えるのも大切ですが、入学する前に「どんな高校生になりたいのか」を考えておくことで、今現在の自分にとって何が必要なのかが見えてくると思います。例えば、新しい友達とコミュニケーションをどんどん取って、友達の輪を増やして、様々な活動に積極的にチャレンジする高校生になりたいのであれば、今現在からコミュニケーション能力を高めたり、行事に積極的に参加したりすることが大切になってくるはずです。高校に入ったら急に出来るものでないことくらいは予想がつくはずです。それを考えずに、入学することだけを考えていると、こんなはずじゃなかったなんて高校生活が待っていることもあるはずです。入学することも大切。しかし、そこで何をするかも大切なはずです。これは高校だけでなく次のステージに上がる度に起こる現象だと思います。 どうしても進路を考えると、最短経路で最小限の努力でそこに行き着くことを考えがちです。しかし、そのステージにはそのハードルを超えてきた人々が待っているのです。最短経路で最小限の努力しかしないでそこに立てば、何が起こるかもイメージできるはずです。だからこそ、そこで自分が何を考え、行動していくかは、今から考えていくことが大切なのではないかと思います。みんなは「どんな高校生になりたいですか」「どんな高校生活をイメージしていますか」「何のために高校に入りたいのですか」自分と向き合う時間がある今、是非とも考えてほしいと思います。参考に!