「ゆでガエルの法則」というものを知っているでしょうか。カエルが入っている冷たい水を火にかけ、水温を徐々に上げていくとカエルは温度変化に気づかず逃げ出せないため、最後は熱湯でゆであがってしまう」という寓話から、「状況の変化がゆるやかだと、迫りくる危機になかなか気づけない」ことを表します。これは普段の学校生活でも同じではないかと思うのです。例えば、中学3年生で言えば、受検勉強に対して徐々に意識が高まり、自主学習の量が増えたり、中学校生活最後の一年を充実した生活にするために1日1日を全力で楽しんで生活しようと、行動が変わってきたりする生徒が出てきます。しかし、これは急激な変化ではなく毎日ほんの少しの、ちょっとした行動の変化です。わたしはそれを客観的に見ているので、「あれ?あの子の行動今までにはなかったなぁ~」と気をつけてみていないと気づけないレベルのものだったりします。だからこそ、毎日の生活をただなんとなく生活しているだけではその変化に気づけません。しかし、大切なのは、中学3年生の学年は、だれもがその変化を起こさざる追えない状況が、いつかやってくると言うことです。自分自身と向き合い、自分の将来のことを見つめ行動しなくてはならない年です。だからこそ、その友達の些細な変化を、周りを客観的に見渡して気づいていくことも大切なのではないかと思います。さらにこれは、なにも学生時代のみの話ではなく、社会に出てからも同じではないかと思います。今の世の中はめまぐるしく様々なものが少しずつ変化しています。私自身もその時代の変化についていくだけでも毎日とても大変です。毎日新しい情報が溢れ、新しい技術が刻一刻と進んでいく。その変化に対応して、自分自身をアップデートしていかなくてはこれからの社会は生きていけないと思っています。だからこそ、新聞やネット、本などから様々なインプットをして「ゆでガエル」にならないように毎日勉強しています。むしろ学生時代よりも社会人になってからの方が勉強する時間が増えたようにも感じます。
これからの時代は今まで学んできたものだけで一生生きていける時代では無いと思います。日々自分自身をアップデートさせ進化させていく。そのために時代の流れや周りの状況を冷静に客観的に眺めていく。そして自分自身の頭で考えて行動していく。さらにトライアンドエラーを繰り返す。そんな日々を送っていくことが大切なのではないかと思います。是非参考に!