受検に立ち向かっていると、早く受検を終わらせたい、早く安定した落ち着いた立場がほしいと思ってしまいませんか?その気持ちはよくわかりますし、落ち着かない気持ちに不安になってしまうことも容易に想像できます。しかし、この「不安な気持ち」が人を成長させるのではないかと思います。どういうことかというと、私たちは普段生活していると、どうしても安定を求めてしまいますし、いつもと変わらないことを望みます。しかし、いつもと同じことをしていると変化はなく、自分自身に成長が起こることもありません。そこから一歩踏み出し、経験したことのない世界を経験することで、新しい発見や思いもしれない可能性に気づくのではないかと思っています。私自身がこのような考え方に至ったのは、この言葉に感銘を受けたからかもしれません。
『人は欠陥が多く不安定な方が創造性がある。立派な人格者を育てる教育に、創造性が入る余地はない。日本人は皆立派で完成されているが、完成した人格は進化を受け入れない。』 江崎玲於奈
私たち自身もコンプレックスや、欠点を持っています。そんな不安定な自分だからこそ成長できる、新しい創造性があるのではないかと考えてみてはどうでしょうか。
この受検というシーズンは常に不安な気持ちと、落ち着かない精神状態が続くと思います。しかし、この時期こそが自分が成長するチャンス、アップデートするチャンスだと考えてみてはどうでしょうか。この時期だからこそ感じることを大切に、成長していってほしいと思います。