日々生活していると、どうしても感情がコントロールできない瞬間が存在します。それは、自分が想定していなかったことが起こったり、思い通りにいかなかったりするときが、人生上では当たり前に存在するからです。私自身、若い時はその感情を我慢しきれずに感情をそのまま表現してしまうことが多々あったように思います。例えば何か嫌なことが起こると、不機嫌になったり、怒りに身を任してしまったり、不寛容になってしまうことが多くあったように感じます。しかし、そんな状態の時は自分自身も気分はよくないですし、そんな感情を表に出しても現状は悪化するばかりでした。そんな時に出逢った言葉が、「行雲流水」です。意味は「空を流れる雲や、川を流れる水は、一箇所にとどまることはないし、常に表情を変え、変化している。流れる雲や水のように、物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動する」というものです。一見すると、あきらめているんじゃないか、現状は変わらないのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、そうではありません。起こる出来事自体は変わりませんが、自分自身の物事の捉え方、考え方が変わるのです。基本的に起こった現象はすぐ感情に結びついているのではなく、どう捉えるのか、どのような見方で見たのかで感情は変わってくるのではないかと思います。そうしてその訓練をしていくと増えてくるものがあります。それは「許し」と「笑い」です。これまで許せなかったものが許せるようになり、笑う回数が増えてきたような気がします。何かイレギュラーなことが起こっても、「あ~そうきましたか」「なるほど~そう考える人もいるんだ~」「いや~おもしろくなってきたな~」と考えられる回数が増えてきたように感じます。そのようになると、自分のマイナスの感情に振り回されて、自分自身がコントロールできなくなる回数は減ったような気がします。 どうしても今の時期は一喜一憂して、感情に振り回されてしまいそうな瞬間があると思います。しかし、それは今後の人生上でも同様に存在します。そんなときに自分をコントロールし、目的に向かって成長していける人になってほしいとおもいます。ぜひ参考に!
淡々と・・・
