以前何かの雑誌の記事で将棋棋士の羽生善治さんが「継続」に関して語っていたのを目にしました。確かこのような内容だったのを記憶しています。「何かに挑戦したら、確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションを持って継続しているのは非常に大変なこと。」これは普段厳しい将棋の戦いの中で日々日々自分自身と戦っているプロだからこその言葉だなと感じました。さらに私が想像できないくらいの苦悩とプレッシャーと長年戦っている将棋界のレジェンドの羽生さんでさえ、「継続」はこんなにも難しいことなのだと驚いた記憶があります。君たちも思ったことありませんか?TVやネットで見るような偉大な人たちは、才能を持っていて、努力することや、頑張ることがたいして苦じゃないのではなかと。しかし、実際は彼らも同じ人間で、日々報われるかわからない努力を、私たち以上に地道に繰り返す努力をしている。そんなことを感じさせる記事でした。この記事を読んだときに少し私自身、恥ずかしくなったのを記憶しています。自分も当時教師として働いていたのですが、羽生さんほど努力しているのか。自分自身が報われるかわからないような努力をひたむきに努力しているのか。自問自答したのを記憶しています。さらに同様のことを言っているのが、ウォルトディズニーの夢をかなえる秘訣「4つのC」です。それは「Curiosity(好奇心)」「Confidence(自身)」「Courage(勇気)」そして「Constancy(継続)」です。常日頃から好奇心を自分自身で持ち、勇気をもって継続をしていくこと。これこそ成功の秘訣・夢をかなえる秘訣だとウォルトは語っています。これは私自身もよく考えることですが、私みたいな凡人が成果を残すための唯一の道が、小さなことをコツコツ続けること。それがいつかとんでもなく遠い場所に行ける最善の道ではないかと考えています。
部活でも、勉強でも、自分自身が今現在興味持って取り組んでいることであっても、成果を出す1番の近道が「継続」ではないかと思います。しかし、取り組んでいる最中はどうしても「これやって意味あるのか?」「もっと効率的な方法があるのではないか?」「本当に成果がでるのか?」と疑ってしまうことがあると思います。しかし、名だたる偉大な人たちはそんなときも自分自身で肯定的な思考を働かせ、モチベーションを維持する努力をしていることを思い出しましょう。誰もが能力・才能に大きな差はないといわれています。だからこそ、その差を分ける「継続」の力を身につけられるように日々工夫していってほしいと思います。参考に!