私自身が仕事をしていて常に心がけていることがあります。それは、「毎日ピッチに立つこと」です。どういうことかというと、私自身、小さい頃からサッカーをしていて、毎日ピッチでボールを追いかけていました。どんなスポーツも同じですが、試合などがあるとピッチでプレーする選手と、それを周りで応援するサポーターが存在します。もちろんサポーターとして、選手を応援することもとても大切なことですし、選手の力になります。しかし、私自身仕事をしていて、サッカーをすることは無くなりましたが、仕事というフィールドで常にピッチに立ち続けようと考えています。そのために現状維持を目指すわけでなく、常に昨日より1ミリでも進めるように心がけています。現状維持というといかにも現状を保っているように見えますが、現実は社会の変化が加速している分、相対的に後退していることになります。さらにプロの試合などを観戦していると、ヤジなどを飛ばす観客も存在します。ただそのヤジを飛ばしている人は、おそらくそのプロの選手ほどプレーはできないはずです。自分でやってもないことにヤジを飛ばす人にはなりたくないなぁなんて考えています。これは仕事でも同様で、仕事をしていると評論家になりがちです。自分でやってみて感じたこと、気づいたことを大切にして日々成長していくことを意識しています。現代は特にネットの世界が便利になり、その場所に行かなくても、その経験をしなくても見たり、聞いたりすることができます。しかし、本当にその場所で感じた匂いや、感覚にはかなわないはずです。だからこそ、みんなには自分がプレーヤーでいることを忘れないようにしていってほしいと思っています。例えば、授業でもプレーヤーはみんなのはずです。しかし、授業をしていると、どうしても受け身になってしまい、お客さんになっている人も存在しています。常にプレーヤーでいるためには、能動的に、積極的に、自分から参加することが大切です。同じ授業でもプレーヤーで参加する生徒の方が勉強できるようになるのは当たり前のことではないでしょうか。さらにプレーヤーとして一流の選手は相手との駆け引きが上手なはずです。相手が何を考えているのか、その裏をつくことがスポーツでは大切です。授業では教科担任の先生が何を考えていて、何を伝えたいのか、何を意図して授業をしているのか考えながら参加してみてください。先生方も授業には目的があり、メインの質問や、ポイントが存在しています。それに気づくことで習得が早くなるのではないでしょうか。
これは今の学生の時代だけでなく、今後の人生でも大切にしてほしいと思っている内容です。常に「ピッチに立とうとすること」「プレーヤーであること」観客やサポーターになるのはその後でもできるはずです。自分が活躍したい、大切にしたいものに対しては常に自分の足で立ち、歩みを進められる人になってほしいと思います。参考に!