今日の話は「自分で種をまく」という話です。例えばここでは、稲作が盛んなので、米で例えましょう。耕された田んぼに種をまくと、適度な養分と日光と水で種から芽が出て、成長して、秋になると実が収穫できます。それを私たちは普段口にして、自分たちの命をつないでいます。これは自然の中では当たり前のことで、普段目にしていると思います。これは人間の行動や考え方でも同じではないかと思います。例えば、自分から誰かのために行動したものは、いつか自分に返ってきます。これは直接その人から返ってこなくても、回りに回って必ず自分に返ってくるように思います。逆もしかりです。自分にとって悪いことが起こるとき、どうして自分ばかりと考えてしまいがちですが、案外自分がまいていることに気づけないものです。もちろんすべてがそうであるというわけではありませんが、そういう時に自分自身で気づいて、自分の言動を変えていけるかがその人の人生にとっては大切なことなのではないかと思っています。変えられるものと、変えられないものを意識して、自分自身がよりよく生きるための考え方を身につけていってほしいと思います。
種をまく
