プロント

毎日の話

今回はChatGPTに関してお話したいと思っています。大学の論文に使用されたり、

各国でこの生成AIの使用に関して賛否両論がでています。この議論に関しては

専門家の皆さんに任せたいと思います。私自身が考えているのは、これからも

人間の仕事とくにホワイトカラーと呼ばれる仕事にもこの生成AIは進出してくるだろうと

いうことです。日々技術は進化して、人間だけができていた仕事をAIが担う日が

必ずやってきます。そして、AIを排除するなどということは、歴史上の出来事を

振り返っても不可能だと思います。だからこそ、その技術を使う人間がその付き合い方や

活かし方を勉強することが大切なのではないかと考えています。

ChatGPTへの入力文(指示文)をプロントといいます。プロントの品質が高ければAIからの

回答品質も高くなります。つまり、精度の高い回答が引き出されます。しかし、

いい加減なプロントだと、もっともらしい耳障りのいい嘘が出てきます。

だからこそ、その技術を使うための私たちの知識や技術を高めていくことが、

新しい技術を活用していくために大切なことになってきます。

どんな技術も所詮は人間の道具にすぎません。その道具をどう使うかが大切で、

以前包丁の話もしましたね。上手に使えば、人々を喜ばせる料理を提供できるし、

使い方を間違えると人を傷つけてしまう。どんなものも、使う人間側の力量や考え方に

かかっています。だからこそ、みんなは今のうちに、そんな有意義な道具をうまく使いこなせる

能力を養って、磨いて、向上させていってほしいと考えています。これからもみんなが大人になる前に

様々なものが生み出されていきます。それさえも使いこなす人間になっていってほしいと思います。