今日の話のテーマは「完璧は捨てる」という話です。では大体でいいのかというと、そうではなくこれは準備の段階での話です。私たちは何かに対して準備している時、本当にこのままでいいのか、何か落ち度はないのか不安を抱えて、恐怖を覚えて動けなくなる時があります。そうして新しいものにチャレンジできないことがあります。しかし、そもそも準備段階で完璧などあり得ないのです。すべての物事は最初手探りで進みながら、うまくいかなければ少しずつ工夫を加えて修正して進んでいく。みんなもそうやって成長してきたはずなのです。例えば生まれた瞬間歩いたわけではないですよね。自転車も跨いだ瞬間に乗れたわけではないはずです。だからこそ、最初から完璧を目指さないこと、ハードルを高いものを設定しないことが、新しいチャレンジをする時には大切なのではないかと思います。私たちはだんだんと経験して大人になっていくと、頭で完璧な絵空事を描いてしまうことが多くなってきます。そして、それが達成できないと勝手に考えてチャレンジしなくなる。しかし、実際はやってみなければどのようになるのかはわからないはずです。是非最初から完璧を目指すわけではなく、とりあえずやってみる精神で取り組んでみてほしいと思います。
これは勉強面でも同様のことが言えます。受検でも100点を取る必要はありません。それぞれの志望校に必要な点数だけ取ればそれで十分なのです。さらに苦手教科があるのであれば、得意教科で補っていく。5教科トータルの得点が志望校合格に達していればそれで十分なのです。
私たちは生活しているとどうしても完璧を求めますが、この世に人間が作れる完璧なものなどないのではないかと思います。お笑い芸人の明石家さんまさんも、「満点は夜の星空だけで十分。生きているだけで丸儲けや!」と語っています。自分自身完璧な存在でない人間が、完璧を求めても苦しいだけです。だからこそ、失敗してもいいんだ、完璧でなくてもいいんだと割り切って、前に進むことを止めないことが大切なのではないかと思います。是非参考に!