自然と、、、

毎日の話

みんなも小さい頃にあったことなのですが、言葉を覚えたての頃に、親に「あれ何?」とか「なんでそうなってるの?」とかやたら質問攻めする時期があったはずです。記憶がない人もいるかもしれませんが、ほとんどの人間はその時期を通ってきているといわれています。私も自分の子供から「あの建物何?」とか「なんで信号は3色なの?」などと、ドライブをするとよく聞かれたことを覚えています。その度に答えられないと、子供が駄々をこねるので必死に調べて答えていたような気がします。さらに、その時の子供は、好奇心旺盛で、何でも知りたいというか、目に入ったものをすべて理解しようとしていたような気がします。そして、その作業が楽しくてたまらない。みんなもそんな時期があったはずです。しかし、それから十数年たって、今のみんなはどうでしょうか?例えば勉強は「するべきもの」「しなければならないもの」になっていませんか?もちろんそれがダメと言っているわけではないのですが、小さい頃のみんなは、知識を得ることは、自然と「してしまっているもの」だったことを思い出してください。ではなぜ自然としてしまっていたのでしょうか。それは、新しい知識を得ることが楽しかったからではないでしょうか。どうしても学生の頃は、定期テストや受検があるため、「するべきもの」や「しなくてはならないもの」になりがちですが、そもそも人間の楽しさの中に「新しい知識を得て、自分が成長する」ことが楽しいという感情があるはずです。その思いを元に勉強ができるといいなぁと思っています。さらに大人になり勉強を続けている人を見ると、もはや新しい知識を得ることを勉強とも思っていない様子を目にします。気になることはすぐに調べて、自分の気が済むまで学び続けることが当たり前になっている。そんな人は常に新しいことを吸収していますし、毎回会うたびにアップデートしているように感じます。これからの社会は常に学び続けること、成長し続けることが大切だとよく言われます。そう言われるたびに、大人になってからも勉強しなければならないのかと、うんざりした気分になる人もいるかもしれません。しかし、強制的な学びになる前に、自分から興味あるものや、気になったものを調べる癖をつけてみてください。そうするとそれが習慣化して、さらにそれに関連したものも知りたくなる。そんな経験はこれまでもあったのではないでしょうか。例えば、新しいゲームの情報や、新しいアプリの使い方などは、言われなくても自分から調べて、関連する技術まで習得していませんか?それと同じ作業を勉強でもやるだけです。どうしても受動的になると強制力が働き、嫌になります。だからこそ、能動的・積極的に自ら情報を得るために動いてみてください。そうすると学ぶことが少しずつ楽しくなってくるかもしれません。是非参考に!