鍛錬

毎日の話

1つの物事を成長させるための方法は、最近のネットや、書籍、社会的な潮流では、効率的に、スピーディーに、スマートに、シームレスなことです。もちろん社会の変化によって、それらが求められていることも承知しています。承知ですが、あえてここでみんなに伝えたいことは、何かを成長させるためのポイントは「数をこなす」ということです。確率が1%ならば、10回くらいチャレンジしただけでは、なかなか成功しません。しかし、100回挑戦すれば成功する可能性が出てきます。1000回挑戦すれば成功の回数は増えていくのがわかるのではないでしょうか。つまり、「下手な鉄砲も、数打ちゃ当たる」のです。さらに打っているうちに、人間は工夫したり、試行錯誤して、成長していきます。だからこそ、回数を重ねるごとに、最初のチャレンジと同じチャレンジの仕方ではなくなります。そうすると、チャレンジするごとに確率は高まっていくイメージになります。これは、私自身がスポーツを取り組んでいる時にも経験しました。例えば、サッカーのシュート成功確率を高めるためにシュート練習をしている時も、だんだん回数をこなしていくうちに、どこにボールを置けばいいのか、どのタイミングで、どの角度で足を振り出せば、いいシュートが打てるのか、回数を重ねるごとにわかってきます。その微妙な誤差を調節していくことで、シュートの決定率は変わってきました。他にも、例えば数学の計算問題の正答率も、回数をこなしていくうちに、どのような時にミスが出てくるのか、自分の傾向がつかめてきます。それを繰り返していくうちに計算ミスなく解けるようになってきます。過去の偉人である、剣豪宮本武蔵の言葉にこのような言葉があります。

「千日の稽古(けいこ)を鍛(たん)とし、万日の稽古を錬(れん)とす」千日は約3年です。万日は約30年です。この努力を「鍛錬」というそうです。 私たちは数回チャレンジして失敗してしまい、才能がない、向いていないと諦めてしまうことがよくあります。しかし、本当にそれは向いていないのか?才能ながないのか?圧倒的な「鍛錬」をしてみてもそうであれば、違う道を探してみればいいのですが、そうなる前に諦めてしまっていることって結構ありませんか?もしその諦めた道のなかに、自分の才能が眠っているとしたら、それに気づかずに生きていくことは本当にもったいないことですよね。だからこそ、今後も出会う自分にとっての課題や、挑戦することには、全力で、とりあえず数をこなしてみること。何回もチャレンジしてみることをお勧めします。そうしていく中で自分の新たな発見が見つかるのではないでしょうか。ぜひ参考に!