定期テストなどがあると、提出物を回収する機会が増えます。そして、毎回のように思うことがあります。それは、同じ指示をして課題を課しているはずなのに、どうしてこんなにも提出される物のクオリティがバラバラになるのか。もちろん私の伝え方がまだまだ下手くそなこともあるのだろうけれど、毎回のように考えます。そうして、最近思うことがあります。おそらく「目的」と「手段」をしっかり伝えられていないんだなと。どういうことかというと、例えば授業の宿題が出されたとしましょう。○○ページまでが宿題ね!と言って出されれば、何も考えなければとりあえずそのページ数まで、TVを見ようが、スマホを見ながらであろうが、何か食べながらであろうがやりさえすれば文句はいわれません。しかし、宿題の本来の「目的」を考えると、その「手段」は本当に適切であるかどうかはわかるはずです。私自身は宿題は授業で扱った題材をもう一度しっかり自分なりに考え直し、復習し、「わかるからできる」へ、さらに「できるから、自分でできる」まで、再現性を高めるためにあるものだと思っています。しかし、その「目的」が伝わっていないと、ただ単に作業になるし、怒られないためにやっているだけ、むしろタイパ・コスパが悪いものになってしまいます。だからこそ、最近私は、「『手段』に忠実に動いてもらい、『目的』は相手の自由に任せる」のではなく、「『目的』に忠実に動いてもらい、『手段』は相手の自由に任せる」ことを大切にしています。「目的」さえぶれなければ、その「手段」は人それぞれ違っていいはずです。むしろそこに自由があることで自分なりのやり方や、工夫のしがいが出てきます。それが楽しさとなりブラッシュアップしていけるものになるのではないかと思っています。
よく生徒に「先生!前と言っていることが違います」と言われることがあります。これも同様な現象が起こっているのです。前回言ったことは、その状況と現状にあったコーチングをしています。しかし、中学生である君たちは日々成長の度合いがすさまじいです。だからこそ、前回のコーチングと同じものは、今のみんなにはふさわしくなくなる。だからこそ、その上のコーチングをする。それが前回と変わるのは当たり前なのです。これも「目的」と「手段」がうまく伝えられていない私の責任なのかなと思っています。生徒がよりよく成長できることを「目的」にしているので、そこに向けて日々「手段」は変わっていくのです。
是非これからも、自分がやらなければならないものや、取り組みが目の前に次々にやってきます。そんなときに常に「目的」を大切に、「手段」は柔軟に考えていってほしいと思います。同じ「目的」のために「手段」の正解は1つではないはずです。それぞれが試行錯誤しながら取り組む事で、さらに成長していくのではないかと思っています。是非参考に!


